二重盲検期間における副作用の概要(安全性解析対象集団)
二重盲検期間中に認められた副作用の発現割合は、ギブラーリ2.5mg/kg、月に1回(QM)投与群32例(66.7%)、プラセボ群21例(45.7%)であった。
5%以上に認められた副作用は、ギブラーリ2.5mg/kg、QM投与群で悪心11例(22.9%)、注射部位反応8例(16.7%)、頭痛5例(10.4%)、疲労、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)増加及び慢性腎臓病が各4例(8.3%)、腹痛、嘔吐、無力症及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)増加が各3例(6.3%)、プラセボ群でリパーゼ増加3例(6.5%)であった。
重篤な副作用は、ギブラーリ2.5mg/kg、QM投与群では5例(10.4%)に認められ、その内訳は慢性腎臓病が2例、発熱、胃腸炎及び肝機能検査値異常が各1例であった。プラセボ群では2例(4.3%)に認められ、発熱及び大腸菌性尿路感染が各1例であった。
投与中止に至った副作用は、ギブラーリ2.5mg/kg、QM投与群で重篤な肝機能検査値異常が1例認められたが、両群ともに死亡は認められなかった。
二重盲検期間における副作用の概要(安全性解析対象集団)
| ギブラーリ 2.5mg/kg群(n=48) | プラセボ群(n=46) | |
|---|---|---|
| 曝露期間(月)、平均値±SD | 5.5±0.5 | 5.5±0.2 |
| 副作用 | 32 (66.7) | 21 (45.7) |
| 重篤な副作用 | 5 (10.4) | 2 (4.3) |
| 投与中止に至った副作用 | 1 (2.1) | 0 |
| 死亡 | 0 | 0 |
例数(%)
二重盲検期間+OLE期間(データカットオフ時まで)における副作用の概要(全ギブラーリ投与解析対象集団)
オープンラベル継続投与(OLE)期間中のデータカットオフ時[ギブラーリの平均曝露期間(平均値±SD):16.0±4.6ヵ月]までに認められた副作用の発現割合は、ギブラーリ/ギブラーリ群75.0%(36/48例)、プラセボ/ギブラーリ群69.6%(32/46例)であった。
ギブラーリ投与時に5%以上に認められた副作用は、注射部位反応26例(27.7%)、悪心22例(23.4%)、疲労14例(14.9%)、頭痛12例(12.8%)、嘔吐9例(9.6%)、無力症及びリパーゼ増加が各8例(8.5%)、腹痛、下痢、上咽頭炎及び上気道感染が各7例(7.4%)、便秘、ALT増加及び糸球体濾過率減少が各6例(6.4%)、AST増加及び血中クレアチニン(Cr)増加が各5例(5.3%)であった。
重篤な副作用は、全ギブラーリ群で11例(11.7%)に認められ、その内訳は慢性腎臓病が2例、十二指腸潰瘍、裂孔ヘルニア、発熱、胃腸炎、下気道感染、尿路感染、ウイルス感染、肝機能検査値異常、トランスアミナーゼ上昇、湿潤性乳管癌、頭痛、前兆を伴う片頭痛及び肺塞栓症が各1例であった(複数の副作用を発現した患者を含む)。
投与中止に至った副作用は、全ギブラーリ群で重篤な肝機能検査値異常及び非重篤な薬物過敏症が各1例に認められた。
データカットオフ時までに死亡は認められなかった。
二重盲検期間+OLE期間(データカットオフ時まで)における副作用の概要(全ギブラーリ投与解析対象集団)
| ギブラーリ/ ギブラーリ群(n=48) |
プラセボ/ ギブラーリ群a)(n=46) |
全ギブラーリ群(n=94) | |
|---|---|---|---|
| 曝露期間(月)、平均値±SD | 18.9±3.6 | 13.0±3.6 | 16.0±4.6 |
| 副作用 | 36 (75.0) | 32 (69.6) | 68 (72.3) |
| 重篤な副作用 | 9 (18.8) | 2 (4.3) | 11 (11.7) |
| 投与中止に至った副作用 | 1 (2.1) | 1 (2.2) | 2 (2.1) |
| 死亡 | 0 | 0 | 0 |
例数(%)
- a)
- ギブラーリ投与後のみのデータ
- ギブラーリ/ギブラーリ群
- 二重盲検期間、OLE期間でギブラーリを投与した患者
- プラセボ/ギブラーリ群
- 二重盲検期間でプラセボを投与し、OLE期間でギブラーリ投与に切替えた患者
