ギブラーリの用法及び用量
6.
用法及び用量
通常、12歳以上の患者には、ギボシランとして2.5mg/kgを1ヵ月に1回皮下投与する。
7.
用法及び用量に関連する注意
本剤の投与が予定から遅れた場合は、可能な限り速やかに投与を行い、以後、その投与を起点とし、1ヵ月間隔で投与すること。
ギブラーリの電子化された添付文書より
投与が予定から遅れた場合
- 可能な限り速やかにギブラーリを投与し、以降は、その投与を起点として1ヵ月間隔で投与してください。
ギブラーリ調製時の注意
14.
適用上の注意(抜粋)
14.1
薬剤調製時の注意
14.1.1
外観に異常を認めた場合や、溶液に変色や不溶性微粒子が認められた場合は、使用しないこと。なお、本剤は、無色~黄色澄明である。
14.1.2
患者の体重に基づき、投与液量を算出すること。また、投与に必要な液量を正確に吸引できるよう、適切な小容量注射器を選択すること。
14.1.3
本剤は、1回限りの使用とし、使用後の残液は使用しないこと。
14.1.4
他剤とは混注しないこと。
ギブラーリの電子化された添付文書より
調製時の注意点
- ギブラーリは、無色~黄色澄明の溶液です。外観や、溶液に変色や不溶性微粒子が認められた場合は、使用しないでください。
体重に基づく用量調節
- ギブラーリは、投与前に希釈等の工程を必要としない製剤であり、189mg/mLの単回投与バイアルとして提供されます。
-
ギブラーリは、体重1kgあたりギボシラン2.5mgを皮下注射します。計算式と、簡易的な投与換算表を下記に示します。
投与の際には毎回体重を測定し、患者の体重に基づき投与液量を算出してください。
患者の体重(kg)×2.5mg×1mL/189mg = 投与液量(mL)体重(kg) 投与液量(mL) バイアル数 使用注射器 30 0.4 1バイアル適切な小容量注射器を選択 40 0.5 50 0.7 60 0.8 70 0.9 80 1.1 2バイアル90 1.2 100 1.3
ギブラーリ投与時の注意
14.
適用上の注意(抜粋)
14.2
薬剤投与時の注意
14.2.1
投与部位は、腹部、上腕部又は大腿部とすること。同一部位への繰り返し投与は避け、投与毎に投与部位を変えること。
14.2.2
注射部位1ヵ所あたりの最大投与液量は1.5mLとすること。
ギブラーリの電子化された添付文書より
投与時の注意点
- 腹部、上腕部、あるいは大腿部のいずれかの部位に投与してください。
-
ギブラーリの単回注射量の総量が1.5mLを超える場合は、各回ほぼ等しい投与量を、複数回に分割して投与してください。
例)
120kgの患者の場合:
投与液量は1.6mLとなり、1mLシリンジに0.8mLずつ吸引し、皮下注射を2回行う。

詳細は適正使用ガイドをご参照ください。
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